信仰の始まり

創世記11章27節~12章9節より、「信仰の父」と言われるアブラム(アブラハム)の信仰を学ぶ。

偶像から人格的な神へ(信仰の始まりは神のことばを聞くこと)

アブラムが住んでいたウル、ハランは月の神が祀られており、発掘が進むにつれて、少なくとも300種類の神々の偶像が見つかっている。アブラムの父は月の神の偶像に関わる仕事をしていたと考えられている。そのような環境の中からアブラムはみことばをもって導かれる神に従った。信仰は、昔も今も神のことばを聞くことことから始まります。

神が成し遂げる約束の中に入ること

創世記12章2、3節は、「わたしが~する」の連続である。英訳聖書では「I will ~」が続いているので、このことがさらによく分かります。対照的に創世記11章1~4節では「私たちは~しよう」と人が力を合わせて成し遂げようとした計画と努力が書かれている。しかし、彼らは挫折した。

人は自分の願いや計画を手助けしてくれる神を探し求める。しかし、聖書が教える神は、あなたはわたしが成し遂げる祝福の約束の中に入りなさい招いておられます。

あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。(創世記12章1、2節)