2018/4/8 撮影 桂川(揖斐川町)

聖書のある部分だけを取り出して語ることは、元々難しいことなのですが、詩篇84篇5節はその典型と言えます。名曲の2、3小節だけ持ち出して魅力を語ろうとするようなものです。詩篇84篇は最初から最後まで、神に対する信頼と思慕の思いが語られています。

クリスチャンには、神を信じたと言っても楽な人生が約束されているわけではありません。むしろ、この世では旅人であり寄留者であるがゆえに試練や苦難を経験することがあります。

なんと幸いなことでしょう。
その力があなたにあり
心の中に シオンへの大路のある人は。
彼らは涙の谷を過ぎるときも
そこを泉の湧く所とします。(5、6節)

辛いとき、逆境と思える時、信仰者はひとりで思い悩むのではありません。困難のただ中に主(神)が共にいて導き、生きて働いておられることを経験します。

初めの雨も そこを大いなる祝福でおおいます。
彼らは力から力へと進み
シオンで神の御前に現れます。(7節)

山登りで突然視界が開け素晴らしい景色が目の前に展開するように、試練を通して、自分に対する神の愛の高さ、深さに目が開かれるのです。

万軍の
なんと幸いなことでしょう。
あなたに信頼する人は。(12節)

いつも主の力に依り頼み、主と共に歩む幸いを共に歌いましょう。